Independent Consultant – フリーコンサルタントの実態

フリーコンサルタントの実態 ~より充実したON&OFFを求めて、コンサルティングファームから独立して個人事業主として働く(2021年版)

フリーコンサルタントの健康診断・人間ドック

   

会社員として働いていれば年に一度、健康診断や人間ドックを受けられるように会社が手配してくれます。これは労働安全衛生法という法律で「事業者は、労働者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、医師による健康診断を行なわなければならない。」 と決まっているからです。法人(会社)はもちろん、個人事業であっても配下の従業員が一人でもいれば、健康診断を受けさせる義務が発生します。(※詳細はより細かい規定があるようですので、ご興味・関係のある方はご自身で調べてみてください)

では、個人事業主として働くフリーコンサルタントの健康診断、人間ドックはどのようになっているのでしょう。

まず、自分ひとりで事業を営んでいる個人事業主に健康診断受診の義務はありません。受けるとしたら、自治体や病院などに自分で申し込んで、全額を負担して受けに行くことになります。病院やクリニックで受ける場合、検査項目や施設にもよりますが、健康診断であれば1万円前後、人間ドックだと数万円かかります。私は毎年1回、月を決めて行くようにしています。また、できることなら同じ病院・施設で毎年受けるようにした方が同じ検査項目を定点観測できるので、その方がいいでしょう。

そして、個人事業主が健康診断、人間ドックを受けた場合、それを経費にすることはできません。これは青色事業専従者も同じです。また、確定申告の医療費控除においても、治療を目的としない健康診断や人間ドックの費用は対象になりませんが、その健康診断や人間ドックで異常が見つかり、引き続き治療をした場合、その費用は医療費控除対象にすることができます。これは、その健康診断も治療の範囲とみなされるためです。ただ検査だけした場合は医療費控除の対象にはできません。

などと書いておりますが、最近はこんな本も売れているようです(これを書いている2017年2月27日夜時点で、Amazon新書ランキング全体で41位)。健康診断を受ける/受けないを自分で選択できる立場になったら、積極的に情報収集して、納得のできる方をとるというのもひとつの考え方かもしれません。

そういえば、私も健診結果の項目に意味をよくわかっていないものがあります。自腹で受けるのであればより一層、各項目の意味を理解しておきたいものですね。

コンサルティング業も健康あってこそ営むことができるものです。会社が手配してくれない分、私自身、健康管理には人一倍気をつけるよう心がけています。

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